近年、電気代の高騰や環境問題への配慮から、住まいに太陽光発電を取り入れる方も増えています。しかし、「太陽光発電はやめたほうがいい」なんて声を耳にすることもあり、本当に設置してもよいものか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、太陽光発電パネルのメーカー、長州産業の藤井さんと植野さんに話を聞きながら、太陽光発電の仕組みをはじめ、メリット・デメリットを解説します。太陽光発電を設置する際に活用できる補助金や実際に太陽光発電を導入した実例なども紹介します。
目次
太陽光発電とは
太陽光発電とは、太陽の光をエネルギーにし太陽電池を用いて電力に変える発電システムです。
太陽光発電はパネルの枚数によって規模を変えられるため、一般住宅においても、その敷地に合ったシステムを設置できます。加えて、大きな騒音などは起こりにくいので、日射量さえ確保できれば住宅地でも導入しやすいと言えます。
太陽光発電の仕組み
太陽光発電の仕組みは、大きく次の2つに分けられます。
(1)発電する
(2)電力を変換する
太陽光発電パネル(太陽電池モジュール、ソーラーパネル)に太陽の光が当たると、太陽光をエネルギー源にして電力を生み出します。ただし、太陽電池で発電された電力は直流なので、一般的な家庭用電力としてそのまま使用することはできません。そこで「パワーコンディショナ」という装置を使って電力会社が供給するような交流電力に変換し、分電盤に送ります。
太陽光発電はやめておけと言われる理由
太陽光発電には、メリットが多くありますが、一部ではやめたほうがいいという声もあります。その理由を、それぞれ紹介します。
高額な初期投資が必要
太陽光発電を設置する際は、設備の初期費用がかかります。
● ソーラーパネル
● インバーター
● 蓄電池
これらの設備をそろえる必要があり、その後設置するための工事費用もかかります。設置に際して助成金を受けられる場合もありますが、それでも初期投資は必要です。
売電価格が低下している
太陽光発電では、余った電気を売却できます。しかし、年々売電価格は低下しています。資源エネルギー庁のデータをもとに、過去4年間の売電価格の推移を紹介します。
● 2024年:16円/1kWh
● 2023年:16円/1kWh
● 2022年:17円/1kWh
● 2021年:19円/1kWh
※10kW未満の場合
参考データ:資源エネルギー庁
今後も売電価格の下落が続く可能性があることを鑑みると、想定よりも太陽光発電による収益が見込めないといった事態も考えられます。
メンテナンスコストがかかる
太陽光発電では、設置後に定期的にメンテナンスをおこなわなければなりません。
主に部品の交換や修理などが挙げられ、定期点検を実施する必要があります。
その際に故障や破損が見つかれば、修理費用がかかります。
故障や雨漏りなどのトラブルが起きる
太陽光発電を設置する際に気を付けたいのが、故障や雨漏りです。
取り付けをした場所が悪かったり、工事のミスが原因で、雨漏りが発生する可能性があります。
新築で屋根に取り付ける場合は、特に注意が必要です。
新築で屋根一体型を選ぶと税金が上がる
屋根一体型のソーラーパネルは、事業収入に結びつかなかったとしても住宅の一部として計算されるため、固定資産税の課税対象になります。
また、使用する電力が個人用かつ出力量が10Kw未満であれば課税対象にはなりませんが、事業や収入に結びつくものや出力量が10Kw以上の場合は課税されます。
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太陽光発電のメリットは?
太陽光発電にはいくつかメリットがあるので、ご紹介します。
地球に優しいエネルギー
太陽光発電では、火力発電のように発電時にCO2(二酸化炭素)や、SOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)などの大気汚染物質を発生しません。そのため、脱炭素化に貢献する再生可能エネルギーの一つとして世界中で注目されています。
電気代を節約できる
導入前までは電力会社から買っていた電力を太陽光発電で発電した電力で賄うことで、電気代の節約になります。
「特に近頃は、原油高や社会情勢の影響を受けて、電気代は値上げされる一方です。自分で太陽光発電した電力を使えば、電気代高騰の影響も受けづらくなります。また、太陽光発電は、基本的にランニングコストがほとんどかからないので、電気代の削減効果は年々大きくなってきているのではないでしょうか」(藤井さん)
「屋根の上に太陽光発電パネルを置くことで、屋根に直接太陽が当たるよりも室温の上昇を物理的に抑える効果も期待できます。設置したお客様から夏場のエアコンの使用電力量自体を抑えられたというお声も多いです」(植野さん)
売電収入を得られる
売電とは、発電した電気を使い切らずに余った場合、電力会社が買い取ってくれるものです。売電は収入にもなりますが、売電価格は年々下がっていく傾向にあるので、その点は注意が必要です。
災害時の非常用電源として使用
もし災害などで電力会社から電力供給がストップしてしまっても、太陽光発電では、ほとんどのパワーコンディショナに自立発電機能が備わっています。停電中でも太陽光発電パネルが発電した電力を家庭内で使うことが可能です。
「非常用電源として考えるならば、蓄電池と合わせて設置することをお勧めします。なぜなら、停電時、パワーコンディショナからの出力は、1500W〜2000W程度で日射によっては使えないこともあります。蓄電池を合わせて利用すれば、より安定した電力供給ができる上、余った分は貯めて夜間などに使うことも可能です」(藤井さん)
設置場所の自由度が高い
「太陽光発電は、屋根の上に太陽光発電パネルを設置できるので、専用の土地を必要としません。また、発電した電力を自家消費するので、既存の送電網で対応ができます。そのため、住宅用の発電システムとして取り入れやすいと言えます」(藤井さん)
太陽光発電パネル自体は発電時に音がせず、とても静かなのも特徴の一つ。屋根の上に設置しても騒音に悩まされることがありません。
新築に設置する場合の費用について
新築する際に太陽光発電を設置する場合、設置費用について把握しておく必要があります。
それぞれ詳しく紹介します。
初期費用
太陽光発電の初期費用は、設置するパネルや発電量に左右されます。屋根の大きさや設置する枚数にもよりますが、資源エネルギー庁が2023年12月に発表したデータによると、5kwの太陽光システムの設置費用の平均は約144万円です。
初期費用としては非常に高いですが、メンテナンスを継続的におこなうことで、長期利用ができます。長い目で見ると、初期費用も十分回収できます。
メンテナンス費用
太陽光発電は、メンテナンスをする必要があります。資源エネルギー庁による「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」では、設置後に定期的なメンテナンスをするよう務めることを義務付けています。点検の間隔についての定めはありませんが、一般的には3〜4年スパンと言われています。
点検は、専門の会社がおこないます。太陽光発電の設備にかかるランニングコストは、主に点検費になりますが、故障した場合は別途修理費用が必要になります。しかし、耐用年数の範囲内であれば、保証がついていることがほとんどで、保証期間内であれば安く、または無償で修理してくれることもあります。
補助金の利用
太陽光発電を導入する際、条件次第では補助金が受けられる場合があります。エリアによって異なりますが、国と自治体の補助金を併用することもできるため、設置費用を抑えられる場合もあります。設置の際は利用するとよいでしょう。
後悔しないために知っておくべきこと
太陽光発電を設置した後に後悔しないためにも、いくつか知っておくべきことがあるので、紹介します。
発電量のシミュレーションをとる
これまで述べたように、太陽光発電を導入するには、発電と消費のバランスやコストと経済的効果のバランスを見極める必要があります。設置前に設計者にシミュレーションを依頼して、どの程度の発電量が期待できて、どのくらいの期間で設置費用の回収ができ、売電はどのくらいできるのかなど、確認しましょう。
発電量が最大化するように設置
設置を間違えると思うような発電効果が得られません。新築で土地探しから始めるなら、太陽光発電に適した場所を選ぶことが大切です。
南側が最も発電量が多くなるので、南側に障害物がないかを確認しましょう。また、北側に設置した場合は、発電量が少ないだけではなく、反射した太陽光が隣の家に当たってクレームになることも。メーカーによっては北側の設置はNGとしているところもあります。
「住宅密集地になると隣接した建物や電柱、電線の影にも影響を受けます。また、10年後家の周りがどうなっているかも考えましょう。南側の日当たりが良くても、樹木が大きく育って影となることもあります。時間帯や季節によっても日光の差し込む角度が違うので配慮が必要です」(植野さん)
また、太陽光発電パネルによる発電に騒音はありませんが、パワーコンディショナはごくわずかな稼働音がします。静かな図書館くらいの音量だそうです。
「パワーコンディショナは屋内に置くタイプと屋外に設置するタイプがあります。いずれも音が気になる人は設置場所を寝室から離すといった配慮が必要です」(植野さん)
アフターフォローがしっかりしているか確認
太陽光発電を設置したら終わりではなく、万が一故障などのトラブル時にきちんとフォローしてくれる販売会社であれば、安心です。
「メーカーや販売会社によって、保証の内容もさまざまです。設置前に、どういうときにどこまで保証してくれるのか、またサービス内容についても確認した方がよいでしょう」(藤井さん)
東京都では新築の住宅に太陽光パネルの設置を義務化
東京都では、2030年カーボンハーフ、2050年ゼロエミッションの実現に向けて、2025年4月から太陽光発電の設置を義務化する新たな制度が始まります。
この制度は、大手ハウスメーカー等の事業者が建築する新築物件に太陽光パネルの設置を義務付けるものです。太陽光パネルの設置義務者は、新築の注文住宅や新築建売住宅の建築や販売をおこなうハウスメーカー等の事業者です。
なお、本制度の対象はあくまでも新築の住宅であり、既存の建物は対象外です。また、新築でもすべての建物に太陽光パネルの設置が義務付けられているわけではなく、制度の対象となるには条件があります。以下では、義務化の対象物件や東京都以外での義務化の状況について詳しく見ていきましょう。
義務化の対象物件
義務化の対象物件となる条件は以下のとおりです。
- 年間の都内供給延床面積が合計20000㎡以上のハウスメーカーなどの事業者
- 新築物件のみが対象であり、既存の物件は対象外
義務化の対象となるのは、年間で延べ20000㎡以上の住宅やビルなどの建物を建築する大手事業者です。数は50社程度の見込みです。上記に該当する事業者に太陽光パネルの設置を義務付けることで太陽光パネルの商品ラインナップの拡充を促進するほか、脱炭素社会に貢献したり、災害に強く快適な家を購入できたりする仕組みを目指しています。
なお、面積が小さい、北向きなど屋根の条件によっては、設置対象から除外することが可能です。
東京都以外での義務化の状況は?
東京都以外にも、太陽光発電の設置義務化を進めている自治体があります。例えば京都市では、京都市地球温暖化対策条例に基づき、一定規模以上の建物を新築または増築する際、太陽光発電設備などの再生可能エネルギー利用設備の設置が義務付けられています。
また、神奈川県川崎市でも、2025年4月から太陽光パネル等の設置に関する新制度が始まっています。この制度は市内に新築一戸建て住宅を建てる建築事業者に対し、一定量以上の太陽光パネルを設置するよう義務付けるものですが、すべての住宅が太陽光発電を設置しなければならないわけではありません。
太陽光発電の設置を義務化している自治体は他にもあり、群馬県でも特定建築主に対し、再生可能エネルギー設備の導入を義務付けています。
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太陽光発電を設置する場合に活用できる補助
太陽光発電を設置する場合、いくつか受けられる補助があるので、それぞれ紹介します。
国の補助金
2025年時点で、太陽光発電の導入に伴い国から受けられる補助金はありません。ただし、蓄電池は2050年のカーボンニュートラル実現の鍵であるとの考えから蓄電池の設置を推奨しており、太陽光発電に加え、蓄電池を設置した「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の新築一戸建て住宅を建築、購入する人を対象とした補助金が用意されています。
2024年度のスケジュールはすべて終了していますが、2025年度も予算は組まれています。(2025年3月時点)
- 戸建住宅ZEH化等支援事業:55万円~90万円/戸+α
例年通りであれば、2025年度も5月ごろから申し込みが開始されると予想されます。ZEH支援事業に関する情報を知りたい方は、環境省もしくは一般社団法人環境共創イニシアチブによるZEH補助金に関するホームページをチェックしてみてください。
自治体の補助金
自治体によって補助金制度が用意されている場合もあります。例えば、東京都では、太陽光パネルを設置した都民に対し、助成をおこなっています。
補助金額:1kWあたり12万円(上限36万円)
(3.6kW超の太陽光パネルの場合、1kWあたり10万円)※50kW未満
オール電化以外の住宅に太陽光発電設備を設置した場合
参考:東京都環境局
補助金によっては都道府県と市区町村のものを併用できる例もあります。ただし、補助金を受けるにはそれぞれが定める条件を満たす必要があり、設置する前にしっかり確認することが大切です。なお、2025年度分の補助金に関しては、例年3月~4月に更新されることが多いです。設置を検討している方は、ぜひお住まいの自治体のホームページ等をチェックしてみてください。
太陽光発電を導入してエコな暮らしを手に入れた先輩たちの実例を紹介!
新築時に太陽光発電システムを取り入れて、エコな暮らしや、経済的メリットを感じている先輩たちの実例を紹介します。太陽光発電による快適な暮らしを送っている生の声を参考にしてください。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、災害時も安心! 効率的な電気代の節約も
長女が2歳になるのを機に家づくりを考え始めたMさん夫妻。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や太陽光発電のある家に惹かれ、スーモカウンターで紹介された数社からこの会社に決めました。
「蓄電池も備わっているので、緊急時や災害などで停電になったときも安心で、効率的に電気が節約できる」と納得の暮らしを手に入れたようです。
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期間内に希望エリアで、車が3台止められる土地探しに成功!
太陽光発電を利用したオール電化の家
結婚後、賃貸アパートで暮らしていたOさん夫妻。スーモカウンターでは、中立的な立場で知識豊富なアドバイスを受け、建築会社を選定。Oさんの希望で太陽光発電システムを設置してオール電化を採用し、光熱費の削減に成功しました。
「発電の売電金額が月々の電気代より多く順調です。ガス代がかからないのも助かります」
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「のびのびと子育てができる家」完成とともに第一子誕生の幸せ
スーモカウンターで不安を解消し、自分の思いを実現してくれる会社選びができた
子育て世代のKさんご家族は家づくりを検討していたものの、何から始めればよいのかもわからず、たまたま通りかかったスーモカウンターに立ち寄ることに。紹介された建築会社の中から選んだのは、現実的に実現可能な提案をしてくれた会社でした。太陽光発電を取り入れることにも成功。オール電化で光熱費も抑えられる納得の家をかなえました。
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子どもが元気に駆けまわる!リビングを真ん中に据えた、家族が笑顔で暮らせるわが家
太陽光発電と蓄電池を備えて電気代を大幅削減
子どもの誕生を機にマイホーム計画を立て始めたOさん夫妻。住宅展示場を見学後、要望整理の大切さを実感し、スーモカウンターに相談しました。
太陽光発電を採用したいなどの希望を伝え、紹介された中から住宅性能の高い家を建てられる建築会社に依頼。今まで知らなかった会社を紹介されたことをきっかけに、住宅建設の選択肢が広がったそうです。
高気密・高断熱仕様で、太陽光発電と蓄電池を採用したことにより、経済効果を実感。マンションより広いにもかかわらず、夏の電気代が1万円を切ったことに驚いたそうです。
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リビング中心の回遊動線や住宅性能などこだわり満載の住まい
太陽光発電を導入し、前居と比較して電気代が半分に
夫の実家を相続し、建て替えを計画したTさん家族。依頼する会社は比較検討したいと思い、スーモカウンターに相談しました。
最初は興味をもっていたハウスメーカーが1社あったそうですが、何社か比較検討するうちに、運命の会社に出会ったそう。営業・設計担当共にレスポンスが良く、打ち合わせは順調に進み、念願の建て替えが完了。好みのインテリアを取り入れた全館空調のついた快適な家が完成しました。太陽光発電も取り入れたおかげで、電気代は以前マンションに住んでいたときの半分ほどになっているそうです。
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夫の実家を建て替え、全館空調で四季を通じて快適に過ごせる家に
オール電化+太陽光発電+蓄電池、耐震等級3の災害に強い家
2人目の妊娠をきっかけに、家を建てることを決めたOさん夫妻。友人が家を建てる際、スーモカウンターからアドバイスをもらったと聞き、自分たちも相談してみることに。
スーモカウンターでは、希望する土地の相場や住宅ローン金額のシミュレーションなどの説明を受けたほか、「地震や災害に強い家づくりをしたい」などの希望に合わせた建築会社を紹介してもらいました。
どの建築会社の提案もとても良く、断るのが申し訳なかったそうですが、スーモカウンターがお断りを代行してくれたため助かったとのこと。そうして完成した住まいは、もしもの時でも安心な太陽光発電や蓄電池などの設備を備えた耐震等級3の性能を誇るZEH基準の長期優良住宅です。非常時の備えも万全で、電気代を気にすることなく暮らせる住まいに心から満足しているようです。
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老後のことを考えて太陽光発電と蓄電池を取り入れた家
希望するエリアに賃貸の新築物件が見つからなかったことから家を建てることを決めたAさん夫妻。とりあえずどこかに相談したいと思いスーモカウンターへ。アドバイザーとの会話を通し、住みたい家の形が明確になったといいます。
そしてスーモカウンターの訪問から1カ月後には紹介された中から建築会社と土地を決め、着工するまで毎週のように家づくりの打ち合わせをおこないました。決めることが多く大変だったそうですが、前居とはくらべものにならないほど快適な住まいを実現できたとのこと。
白を基調としたかわいらしい外観に勾配天井を取り入れた、明るく開放的なリビングなど夫妻の希望をかなえた新しい住まいは、老後のことを考え平屋のオール電化に。5.4kWの太陽光発電と蓄電池も備えているため、光熱費を抑えて暮らせます。
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賃貸派だった50代夫妻が建てた明るく快適な平屋。白基調のLDKは勾配天井で開放感を演出
太陽光発電システムを導入し、省エネ性を高めた家
結婚を機にマイホームを持つことを決めたMさん夫妻。希望する間取りのイメージは明確だったものの、家づくりの基礎知識や予算に不安があったことから、プロに1から教えてもらおうとスーモカウンターへ。知りたいことに寄り添いつつも客観的な視点からのアドバイスにより、最終的に間取りとデザイン、価格と性能などのバランスの良い建築会社に決めることができたといいます。
新しい住まいは、木目とアクセントのグレーが映える明るく開放的なリビングを中心とした間取り。収納や動線はもちろん、万が一の災害に備え、太陽光発電システムを導入し省エネ性を高めています。明るく開放的な家で伸び伸び子育てできることを楽しみにしているそうです。
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動線設計がすごい35坪の平屋。LDKを中心にした土間収納・帰宅動線などで快適に。釣り・爬虫類飼育の趣味空間も充実
太陽光発電システムで真夏でも光熱費は1万円ちょっとに
実家に隣接する土地にマイホームを建てることを決めたTさんファミリー。YouTubeなどで建築会社のことを調べていましたが、もっと詳しい話を聞きたいとスーモカウンターに相談。紹介してもらった会社の中から、災害時にも安心できる構造の強さがあり、間取りの自由度も高い会社に決定。家事ラク動線にこだわった3階建ての鉄骨住宅を建てました。
新しい住まいには太陽光発電を搭載。オール電化でも真夏でも光熱費は1万円ちょっとに抑えられているそう。全館空調システムにより家の中に温度差がなく、非常に快適とのこと。設備も妥協しなかったため、これ以上ない満足度だとTさん夫妻は語っています。
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27坪の土地を徹底活用した“オーバーハングの家”。耐震性・断熱性も重視した3階建て
太陽光発電を導入のポイントは?
太陽光発電は地球に優しく、メンテナンスや故障の少ない再生可能エネルギー発電の一つです。太陽光がエネルギー源のため、発電量が気候に左右されるのは仕方ありませんが、太陽光発電導入を考えるのであれば、設置場所で日照を十分に確保できるかどうかが1番のポイントでしょう。
具体的には、南側の屋根に影がかからないこと。夏に影がなくても冬になって低い角度で日が差すと影がかかる場合もあります。設置前に、メーカーに1年を通じての発電量のシミュレーションを依頼することを忘れないようにしましょう。導入コストもまだまだ安くはないので、コストと比較して導入を検討してください。
スーモカウンターに相談してみよう
「家づくりをどうやって進めたらいいのかわからない」「太陽光発電の設置についてアドバイスをしてくれる会社は?」など住まいづくりにあたって、このような思いを抱いているなら、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまのご要望をお聞きして、そのご要望を叶えてくれそうな依頼先を提案、紹介します。
無料の個別相談のほか、「はじめての注文住宅講座」や「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、家づくりのダンドリや、会社選びのポイントなどが学べる無料の家づくり講座も利用できます。ぜひお問い合せください。
▼家づくりを何から始めればよいかわからないという方は、まず、家づくりの基本から学んでおくと安心です。スーモカウンターの「はじめての注文住宅講座」に参加すれば、家づくりの段取りを短時間で学べます。これからマイホームを検討する方は、ぜひ参加してみてください。
イラスト/タイマタカシ
監修/SUUMO編集部(太陽光発電はやめておけと言われる理由、新築に設置する場合の費用について、東京都では新築の住宅に太陽光パネルの設置を義務化、太陽光発電を設置する場合に活用できる補助)